ごあいさつ

ごあいさつ

｢風物魂振｣は、日本で生まれ育った在日2世3世が集まり、マイノリティーとして｢見えにくい存在｣ から｢見える存在｣ にと、祖国韓国・朝鮮の伝統音楽、舞踊等を韓国の先生方から直接学び研究、習練しながら名古屋の地域をはじめ南は九州、関東、北陸へと活動をつづけ、今年創団32年目を迎えました。

また、｢チャンゴ教室｣を開催し伝統楽器演奏の普及にも尽力しながら団員に日本人も加わりさらに厚みのあるグループとして成長してまいりました。

結成当時から32年の歳月が流れ、在日社会は4世、5世の時代を迎えています。

残念なことに、歳月が物事を風化させることがあるかも知れませんが、｢風物魂振｣を始めた頃のように、日本で暮らす在日韓国人・朝鮮人が、また日本中のマイノリティー｢存在表明｣を続けることによって差別のない生活ができるように、これからも祖国の文化や歴史を継承研究しながら活動を続けていく所存です。

2018年7月11日

在日韓国・朝鮮民俗研究会　　風物魂振　　代表　　崔　徳任